おはようございます。
先日娘と本屋さんに行きました。
それぞれ小説を選びました。
受験真っ只中の娘ですが、学校で朝のホームルーム前に読書時間が設けられているそうです。
娘の本好きのお友達がお薦めしてくれたという『BUTTER』を購入しました。
娘は自分用に別の本を買いましたが、受験が終わったら読んでみたいそうです。
一足お先に私が読んでみました。
『BUTTER』 著 柚木 麻子
結婚詐欺をした上に、男性3人を殺害した容疑で逮捕された女性。
若くもなく、容姿が優れているわけでもない容疑者が起こした事件に疑問を感じ、興味を持った女性記者。
取材をしたいが為に、女性記者は塀の中にいる容疑者に振り回され、私生活や交友関係までもが変化していく…
女性記者が容疑者にあまりにも翻弄されて、今にも壊れていきそうな様は、なんだか読んでいて苦しかったです。
娘はお友達に薦められたと言っていたけれど、中学生には少し重たい内容な気がしました。
女性の幸せ。
女性の計算されたズルさやコンプレックス。
女性の素直な優しさ…
女性の色々な部分が見えた本でした。
タイトルになっている『BUTTER』。
バターのように、こってり濃厚な内容で、長いけれどあっという間に読み終えました。
この『BUTTER』に出会い、作者の柚木 麻子さんが気になり、他の本も読んでみました。
『3時のアッコちゃん』著 柚木 麻子
『BUTTER』とは打って変わって、最初から最後までただただ楽しく読める作品です。
アッコさんの痛快・強引で頼もしいキャラに、元気をもらえます!
『BUTTER』『3時のアッコちゃん』どちらも飽きずに読めて、たのしい読書時間になりました。