本をたのしむ 『あと少し、もう少し』

先日ご紹介した『マカン・マラン』の第2作品も気になっていますが、中々時間が取れず、読めていません。

以前紹介した『マカン・マラン』

ブログ初心者の私はPCのこと、ブログのこと、一からお勉強なので…
時間を忘れて、気がつけばやばい!夕飯の時間!! なんて慌ててしまうことも度々。
最近はダイニングテーブルに座り、パソコンにかじりつきなのです💦

なので今日は少し前に読んで感動した一冊をご紹介したいと思います。

『あと少し、もう少し』   

本の写真
あと少し、もう少し 瀬尾 まいこ

走るのは好きか? そう聞かれたら答えはノーだ。でも、駅伝は好きか? そう聞かれると、答えはイエスになる――。応援の声に背中を押され、力を振りしぼった。あと少し、もう少しみんなと走りたいから。寄せ集めのメンバーと頼りない先生のもとで、駅伝にのぞむ中学生たちの最後の熱い夏を描く、心洗われる清々しい青春小説。

瀬尾まいこ 『あと少し、もう少し』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)

中学生駅伝の物語。

読み始め、
ん?これは娘向きだったかな?
(装丁のデザインからもなんとなく感じていましたが…)
40代のおばさんが読むにはちょっとお若い内容なのかしら?と思いましたが、図書館で手に取ったのも何かのご縁と思い、同世代の子供を持つ母として親目線で読んでみよう。と読み始めました。

読み進めると、
一区から六区までのそれぞれの走者の人柄や背景に親しみを覚え、ひとりひとりがそれぞれのやり方で仲間を思いやっていることに愛着を感じ、なんとしてでも襷をつなぐ!というみんなの強い思いに感動しました。
目頭が熱くなることも度々。


中学生ならではの真っすぐなひたむきさ・せつなさ・がむしゃらな熱い想い。
眩しいほどの青春が本の中にありました。

読み終えて、
まるで私も彼らの仲間になれたような、一つのことをやりきったような、そんなさわやかな気持ちになれました。あっという間に読み切りました。


うちの娘も陸上部。
共感できる部分も多いのではないかと思い、「この本すごい良かったよ!!」と薦めてみたところ、前に読んだことがあるとのことでした。
「ママみたいなおばさんが読んだの⁈」とびっくりされましたが、おばさんでも充分にたのしめる本でした。むしろ青春期からとおーく離れたところまできてしまったからこそ、感じられた爽快感があったのだと思います。

幅広い世代で感動を得られるお薦めの一冊です。

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