本をたのしむ♪『エレジーは流れない』

おはようございます。
読んでみたいな。と思いながらもタイミングを逃していた本を読みました。

とってもとっても面白くて、睡眠時間を削って1日で読んじゃいました!

『エレジーは流れない』 著/三浦しをん

エレジーは流れない

のどかな温泉街に住む男子高校生のお話。
主人公はちょっと複雑な生い立ちや家庭環境にあるにもかかわらず、周りの大人たちの愛や人情、そして個性豊かな友人たちに支えられながら成長していくストーリー。

主人公を含め、その友人4人もそれぞれの良さがあり、みんな魅力的。
もう完全な子供ではなく、だけどまだ完全に大人でもない。
そんな高校生の親や将来に対する葛藤に、エールを送り…
ふるさとを大事に想う姿に感心し…
友情の清々しさに感動し…

そうかと思えば、高校生男子の心のつぶやきに声を出して笑ったり。
終盤に訪れる事件は、まるで映像のように描写がリアルで、ドキドキしたり。

自分の青春時代を思い出すというよりは、同じ年の息子を持つ母目線で、とても微笑ましく読みました。
最後の最後に「エレジーは流れない」のタイトルがしっくり、ピッタリはまって、なんとも言えない爽快感。
そしてもう彼らの日常に触れることができないと感じる喪失感。

本当に面白かったです!
三浦しをんさん。
他の作品も読んでみたいと思いました。

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