本をたのしむ♪『三浦しをん』

おはようございます。
少し前に読んだ三浦しをんさんの「エレジーは流れない」
とても面白かったので、他にも三浦しをんさんの本を読んでみました。

『ののはな通信』
2人の女子高校生の「文通」
その手紙を通して物語が綴られるというめずらしい形の小説。

高校生という多感な時期の文通から始まり、少女たちが40代になるまでの物語は、やがて時代の経過と共にメールでのやりとりに変化する。

親友2人のやりとりは、やがて親友の域を越える濃密なものに。
同じ女性でありながらも、私には理解しがたい部分もあり…
物語はとても長く…正直、途中挫折しそうにもなりました。

ただ、一人の人をとても長い期間想う真摯な気持ち・強い想いを表現する言葉に、心を打つ文章がいっぱいありました。

『月魚』
古書店を営む青年と同じく古書を仕事とする幼馴染との物語。
ストーリーはどこか寂しく静かだけれど、登場人物たちの古書に関する想いはとても熱い。

初めて触れる古書の世界に興味が惹かれました。
本に対する想いが素敵だな…と何度も感じました。

三浦しをんさん。
「エレジーは流れない」をきっかけに、他の本を読み、ネットフリックスでは「舟を編む」を観ました。
どの作品も素敵な言葉と文章で、様々な世界へ導いてくれます。
まだまだ他の作品を読んでみたい!とますます思いました。
本当に素敵な作家さんです!